
大切な家族であるペットとのお別れは、必ず訪れます。特に、ペットが亡くなった場合、悲しみの中でも、いくつか行うべき手続きや判断があります。ここでは、ペットが亡くなったときに対応するための基本的な流れをご説明します。
まず行うこと(ご自宅での対応)
■ 安置する
- 涼しい場所に安置する。
- 体勢を整える
- 保冷剤をお腹まわりに当てる
- タオルなどで優しく包む
特に夏場は速やかな対応が必要です。
火葬の手配
現在、多くの方が火葬を選ばれています。
火葬方法には
- 個別火葬(立会いあり)
- 個別火葬(立会いなし)
- 合同火葬
などがあります。
自治体での引き取り制度がある場合もありますが、供養を希望される場合は民間業者を利用するのが一般的です。民間の火葬業者では、ペットの遺体を入れる箱、保冷剤などを準して引き取りに来てくれますので、火葬の日程や遺骨の引き取りなどについて確認しましょう。
※動物の死体は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」上、「一般廃棄物」に分類されます。
従って、不適切な埋葬や投棄は法的問題に発展する可能性がありますので注意が必要です。
ご遺骨をどうするか決める
火葬後は、次のような選択肢があります。
- 自宅で保管(手元供養)
- 納骨堂へ納める
- 永代供養を利用する
- 散骨する
現在の生活環境や飼い主ご自身の将来設計に合わせて選択することが大切です。
①自宅で保管する(手元供養)
もっとも選ばれている方法が「自宅保管」です。
方法
- 骨壺のまま保管
- 専用のミニ仏壇に安置
- 分骨して小さな骨壺やメモリアルカプセルへ
- ペンダントなどのアクセサリーに加工
保管のポイント
- 直射日光・高温多湿を避ける
- 除湿剤を使用する
- 定期的に風通しをする
住宅事情に合わせ、無理のない形で供養できます。
②霊園・納骨堂に納める
一定期間自宅で供養した後、納骨するケースもあります。
- ペット専用霊園
- 人と一緒に入れる区画(対応可否は霊園によります)
- 合同供養塔
将来的にご自身の死後事務とあわせて、「誰が納骨を行うか」まで決めておくことも安心につながります。
③散骨する
自然に還すという考え方から、
- 海洋散骨
- 山林散骨
- 庭への散骨(私有地の場合)
を選ばれる方もいらっしゃいます。
※公有地での散骨はトラブル防止の観点から慎重な配慮が必要です。
④永代供養を利用する
後継者がいない場合は、霊園が永続的に管理してくれる永代供養も選択肢のひとつです。
単身の方や高齢の方にとっては、「自分が亡くなった後、誰がこの子を供養してくれるのか」
という不安を解消する方法でもあります。
犬の場合は「死亡届」を提出
犬を飼っていた場合は、狂犬病予防法に基づき、市区町村へ死亡届の提出が必要です。
(鑑札・注射済票の返却が求められる場合があります)
※猫には法的な届出義務はありません。
単身の方・高齢の方が考えておくべきこと
次のようなケースは少なくありません。
- 飼い主が入院中にペットが死亡
- 飼い主が先に亡くなり、遺体処理がされない
- 遺骨の管理者がいない
そのため、
- 死後事務委任契約
- 負担付遺言
- ペット信託
などで、
✔ 火葬の実施
✔ 費用負担
✔ 納骨先指定
✔ 永代供養の有無
まで具体的に決めておくことが重要です。
悲しみの中で判断しなくてよいように
ペットが亡くなった直後は、冷静な判断が難しいものです。だからこそ、「もしものときはどうするか」を事前に決めておくことが、飼い主様ご自身の安心につながります。
当事務所のサポート
当事務所では、
- ペットを含めた終活設計
- 死後事務の契約設計
- 費用確保の仕組みづくり
- 相続との整合整理
を行っております。
大切な家族の最後まで、法的にも実務的にも安心できる形を整えるお手伝いをいたします。どうぞお気軽にご相談ください。
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