ペット保険は、ペットのケガや病気の治療費の負担に備え、飼い主の経済的負担を軽減できる保険です。

ペットには、公的保険制度がありません。したがって、ケガや病気の治療は基本的に飼い主等の自己負担となります。通院や入院、手術などの内容により、時に高額な治療費となることもあります。そのような場合に備え、十分な治療を行えるように加入する飼い主も年々増加しており、ペット保険の加入率は2018年は全体の10%ほどでしたが2024年では16%を超える水準まで増加しています。

ペット保険加入のメリット

1.高額な治療費の補償

  • ペットには公的な健康保険がないため、診療費は全額自己負担だが、保険加入で負担を抑えることができる。
  • 手術や入院が必要な場合、数万円〜数十万円かかることも。
  • 保険により50〜100%補償されるプランもあり、経済的負担を軽減。

2.精神的な安心感

  • 「もし病気になったらどうしよう」という不安を軽減。
  • 治療費を理由に治療を断念するリスクを回避できる。

3.早期発見・予防医療の促進

  • 一部の保険では健康診断やワクチン接種の補助があり、定期的な通院を促進。
  • 病気の早期発見・早期治療につながり、ペットの寿命延伸にも貢献。

4.動物病院での支払いがスムーズ

  • 一部の保険会社では窓口精算(人間の健康保険のような仕組み)が可能。
  • 飼い主が一時的に全額を立て替える必要がない。

5.多頭飼育や高齢ペットにも対応

  • 多頭割引や高齢ペット向けプランを用意している保険会社もあり、ライフステージに応じた選択が可能。

ペット保険の対象となるペットの種類

ペット保険の対象となる主なペットは「犬」と「猫」ですが、保険会社によっては「うさぎ」「フェレット」「ハムスター」「鳥類」「爬虫類」なども対象になる場合があります。

  • 小動物・・・うさぎ、ハムスター、フェレット、リス、モルモット、フェネックなどが対象
  • 鳥類・・・インコ、オウム、ヨウム、文鳥、フクロウ、アヒル、ニワトリなどが対象
  • 爬虫類・・・トカゲ、イグアナ、ヘビ、カメなどが対象
  • 昆虫・・・カブトムシ、クワガタムシ、バッタなどの昆虫を対象とするペット保険は現在のところ無いようです。昆虫を診察したり治療できる動物病院はあまりないこと、寿命が短く、経済的な合理性がないことなどが理由です。

まずはご自身の飼っているペットが、ペット保険の対象となる種類の動物かを調査することが必要です。詳細は各保険会社に確認してみましょう。

ペット保険の種類

ペット保険には「補償範囲」「補償割合」によっていくつかの種類があります。目的やペットの年齢・健康状態に応じて選ぶことが重要です。

補償範囲
  • フルカバー型:通院・入院・手術すべてを補償
  • 入院・手術型:通院を除き、入院・手術のみ補償
  • 手術特化型:高額になりやすい手術費用のみ補償(年1~2回の手術に備える)
  • 通院特化型:通院費用のみ補償(慢性疾患や高齢ペットなど)
補償割合

ペット保険の補償割合は、治療費のうち保険が支払う割合を示します。一般的には、50%、70%などの補償割合が用意されており、補償割合が高いほど自己負担額が少なくなります。

  • 100%補償:自己負担なし(上限あり)
  • 70%:自己負担30%
  • 50%:自己負担50% など

ペット保険に入ったほうがよいケース

ペット保険に加入したほうがよいケースとしては、病気リスクが高い、持病・高額治療の可能性がある、誤食・皮膚炎・慢性疾患・高齢期の備えが必要なケースなどにおいて特にメリットがあります。

  • 年齢が若く健康:将来の病気リスクに備え、若いうちから加入。保険料も安い
  • 下痢・皮膚炎などの健康上のトラブルが多い:通院・手術費が頻繁に発生する可能性がある
  • 持病があり定期通院・投薬が必要:皮膚炎、外耳炎などの持病をもち、通院費が継続的にかかるため、補償が有効
  • 高額治療のリスクが高い種類:パグ(呼吸器疾患)、チワワ(膝蓋骨脱臼)、ダックスフンド(椎間板ヘルニア)など
  • 多頭飼育:医療費がかさむ可能性がある
  • 高齢期にそなえる:加齢に伴う疾患(腎不全、関節炎など)に備えるため

ペット保険をご検討ください

突然の病気やケガ——。
大切な家族であるペットに、もしものことが起きたときに備えることも飼い主として必要なことです。ペットには人間のような健康保険制度がありませんので、ペット保険という選択をご検討ください。「元気なうちに備える」ことが、ペットへの本当の愛情です。あなたの安心が、ペットの安心につながります。

ペット保険に係るご支援

保険契約の内容理解や、譲渡時の説明義務、既往症の告知、トラブル時の対応など、法的な視点からのサポートが求められる場面も増えています。当事務所では以下のような業務を通じて、ペットと飼い主の安心を支援します:

  • 譲渡契約書への保険加入確認条項の追加・整備
  • 保険未加入時のリスク説明書・同意書の作成
  • 保険会社との連携に必要な法的書類の整備など

「命を預かる責任」に、法的な備えを。ペット保険を“契約”として正しく理解し、安心して飼育できる環境づくりをお手伝いします。

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